ここでは、復活についての方針を説明したい。復活とはミス後に再スタートし、パワーアップを重ねて失われた力を取り戻していく過程と考えてもらえればいいと思う。
再スタート後のアイテムの順番は、「P、スピードアイテム、P、緑玉、赤玉」となっている。この緑玉と赤玉を取ることは許されない。取ってしまうと、ほぼ確実な死が待っているからだ。自機のスピードが1速の状態では、ビームやファイアーでは生き残れない。
さらに、0速では緑玉と赤玉を避けることはかなり困難なので、最初のスピードアイテムも取り逃すと致命的になる。最初に突きつけられる課題がハードなので、鮫!鮫!鮫!の復活は難しくなっている。
緑玉と赤玉が別々で出てくれればまだいいのだが、場合によっては同時に存在する時間ができてしまうことがある。2つのアイテムを避けるというのは具体的な対策が無く、多分に運が絡んでくる。
こう書いていくと、このゲームはあまりにも初心者に厳しいことがわかるが、どうかここは耐えて頂きたい。経験を積めば、少しずつ復活が成功する確率が上がっていく。そう信じて最善を尽くすしかない。
たとえ上手くいかなかったとしても、あなたに責任は無い。ゲームの仕様が間違っているのだ。そう割り切って、次の1機に集中して欲しい。
別な考え方としては、エリアによって復活の難しさも変わるのだから、復活が厳しい所では極力安全を重視するというのも重要だ。8面などは、その典型だろう。またボスと戦う場面で緑玉が同居するような状況を避けることも意識してもらいたい。
初心者にありがちなのだが、3WAYになると弱気になってしまい、画面の1番下で左右の動きのみを繰り返し、結局飛行機に囲まれてミスという展開をよく見かける。これは仕方の無いことだとは思うが、やるべきことはこれと反対で、なるべく前に出ないと自機の性能を活かせない。
3WAYの有効な使い方は、 基本的な知識-3WAYの特徴と使い方 で説明しているので、参照してもらいたい。画面下で小さくなっていてはいけない。積極的に前に出て行くべきだ。
嫌な言い方だが、3WAYの時にはその1機の価値が低いのである。ミスしたとしても残機を1つ失うだけで、それほど痛手ではない。だからこそハイリスク・ハイリターンの方針で進めるようにしたい。
上で書いたことと少し矛盾するが、ボムを2つ・3つ持ったままミスしてしまうのは、やはり残機の無駄使いだ。これを減らすには、ボムを使う場所をパターン化するのが有効だろう。
もちろん緊急回避のためにボムを使うことも大切だが、実はこれが結構難しい。緊急回避で使った場合は、画面の右端・左端に追い込まれていることが多く、倒したい敵が残ってしまいがちだからだ。できるなら、本当に追い込まれる少し前に使うようにしたい。それならその後の展開を考える余裕も生まれるだろう。それを実現するには、どのような状況になったら緊急でボムを使うのか、ということを普段から意識しておかなければならない。
ボムの使い方は難しい問題で、これが正解というのは無いだろう。復活時はできるだけ多くの敵を倒せるような地点に落としたいが、それが困難なエリアもある。個人のプレイスタイルにも依るが、ボムを3つ持ったままミスを繰り返すのは避けよう。
復活のしやすさというのは、エリアによって相当に難易度が異なる。周回数によっても違うが、難しい場所としては、3面ボス前、5面前半、8・9・10面といったあたりになる。その逆に、ここからの復活ならその1機が長生きする可能性が高いという場所もある。
プレイヤーによって違うだろうが、自分としては3面スタート時、5面ボス前、6面ボス前からの復活であれば1機でつながりやすいと思う。これは必要なボムの数や緑玉がどれくらい邪魔になるかなどの要素による。自分なりに復活しやすいポイントをいくつか決めておき、そこに到達するまではとにかくエリアを進めることを優先に考えると、残機を無駄なく使うことができるだろう。
特にどこでどのアイテムが出るか、というのが重要だ。敵の攻撃が激しい所でスピードアイテムが出て取り逃がしてしまったり、ボス戦で緑玉が居るような展開が多くなるのは困る。成り行きまかせのプレイにするよりも、どこからスタートしたら有利かを意識した、メリハリのあるプレイを心がけて欲しい。
5WAY + 2速は非常に使いやすい状態だ。フルパワーの強さには及ばないが、攻守共に隙が無く、大抵の場面は切り抜けてしまう力がある。
ボムを使い切りでも何でもいいので、とにかく再スタートから5WAY + 2速まで持っていく確率が上がるように努力しよう。そうすれば格段に先へ進むようになる。ボムも無ければ無かったで、結構何とかなるものだ。ボム0ならボムアイテムも数が少し増えることだし。
アイテムの出現順の関係で、5WAYの頃は緑玉があまり出ない。これもあって自由な回避行動が取れる。5WAY + 2速になってしまえば勝ち、くらいの気構えでいれば、状況は好転すると思うのだが。
鮫!鮫!鮫!は、エリアごとの再スタートシステムを採用している。このため復活が難しいエリアでは、ずっと同じ場所から抜け出せず、いつまでも先へ進めないという状態になることがある。これを「ハマり」と呼ぶことが多い。(嵌る、が由来だと思うが)
ハマりやすいエリアとしては、3面前半・3面ボス前・5面中盤・6面中盤・8面中盤といったあたりか。エリアが長かったり、3WAYだと厳しいところが多い。周回が上がると1面後半も相当だ。
この「ハマり」の状態になると、残機が減っていくのも痛いが、精神的に堪えるのが最も辛い。同じような死に方を繰り返すうちに、集中力が落ちていく。ループゲームにはどうしても付いて回ることだが、心を蝕む原因になってしまう。
これを避けるためには、まずは次のエリアに進む、という事だけを考えるようにする。ボムを残して先に進みたいとか、綺麗なパターンで格好良く決めたいとか、そういう贅沢なことを考えてはいけない。這いずってでも先へ進むべきだ。
3回同じ事をやって進めないなら、今はそのやり方を採用すべきではない。パターンの吟味は後でするようにして、前へ進むことを最優先に考えよう。自分では気がつかないことが多いが、ハマりを喰らっている時は、いい加減な気持ちになってしまうものだから。