この項では、ビームで生き残る術を考えてみたい。
ビームは確かに使えない武器であり、敵の攻撃が激しい場所で生き残るのは難しい。だが無抵抗状態になるわけではないのだから、簡単にあきらめてはいけない。少しでも粘る精神を身につけたい。
ビームでの生存率を上げることは、緑玉への恐怖心を軽減することにつながる。これは非常に重要なことで、緑玉に圧迫されて不自然な動作になる回数が少なくなるはずだ。精神的に押されないためにも、ビームの扱いに慣れておこう。
ビームはパワーアップを重ねるごとに、少しずつ攻撃範囲の横幅が広がっていく。また若干ではあるが縦方向にも広がっていくので、途切れにくくなる。
破壊力は、なぜかパワーアップするごとに少しずつ下がっていくようだ。これは硬い敵に接近しても、あまり連射が利かなくなるという特徴による面もあるのだが。
ビームで生き残る可能性があるのは、自機のスピードが2速以上の場合に限定されると思う。0速や1速では飛行機が処理しきれないので、ほぼ絶望となる。そのため、この項では2速以上あることを前提とする。
画像1
画像1はパワーアップ3段階の状態である。ビームは左右に波打つような形で飛んで行くが、敵への攻撃判定はほぼ見た目通りのようだ。従って、幅が狭くなっている瞬間は敵に当たりにくくなってしまう。
このような特徴があるため、自機の真正面にいる敵以外には、ビームが当たったり当たらなかったりして安定しない。画像1を見るとそれなりの横幅を持つようにも感じられるが、実際は常にこの攻撃範囲が保証されるわけではないようだ(私の感覚では、だが)。
またパワーアップ3段階くらいになるとビームの発光が強く、正面にある敵弾がやや見えづらい。そんなにひどいと言う程でもないが、個人的には気になる要素だ。
画像2
ビームの長所としては、まず飛行機・戦車・船などの耐久力の低い敵を1発で破壊できることが挙げられる。またこれらの敵に対しては、事実上の貫通兵器となるようだ。
画像2のように戦車が縦並びになっている場合は、正面でビームを1発撃てば全滅させることができる。飛行機・船・砲台なども同様である。貫通するかどうかははっきりしないが、回転砲台・中型機は1発で破壊できるようだ。
1発で、とまでは行かないが、輸送機・輸送船・二連戦車・ガトリング戦車・2WAY戦車・大型列車砲台・潜水艦などの敵も、短時間で破壊できる。
また、オタケビも短時間で倒すことができる。これがビームの最大の美点だろう。オタケビの出る場面では、積極的にビームを活用したいところだ。
即破壊できる敵の種類は、しっかり把握しておこう。そうすれば余計な部分に時間を取られずに済むようになる。
ビームはボス敵の本体に対しては破壊力不足だが、ボスに搭載されている砲台などはすぐに破壊できるという長所がある。
その性質を利用したのが、動画1の例。8面ボスの砲台は縦に並んでいるので、ビームで一気に破壊することが可能だ。まあこの後が大変なのだが。ファイアーでも同様のことができる。ワイドショットは砲台の破壊に時間がかかるので、ボムの使用が必須となるだろう。
この長所を知っていれば、ボス戦でボム1つくらいは節約できるかもしれない。
画像3
ビームの短所として真っ先に挙がるのが、飛行機に弱いことだ。これは攻撃範囲が狭いので当然なのだが。
特に画像3のような、横に広がっている飛行機の編隊が困る。全滅させることは難しく、大抵は1機か2機は残ってしまう。そうなると体当たりを仕掛けられたり、低い位置から撃たれたりするので、そうなることを前提に身構えておく必要がある。
特に体当たりをかわすやり方は、飛行機の種類ごとに少しずつ違うので、よく研究してもらいたい。横から突っ込んでくるタイプ、下まで行ってから反転し、バックアタックを仕掛けるタイプなど、様々だ。
また、大型矩形戦車・輸送トラック・大型ボート・大型機・超大型機などは、破壊までにかなり時間がかかる。実際にはとんでもなく長い時間という程でもないのだが、ビームの時は落ち着いて撃ち込むことが許されない場合が多いので、結果として倒しきれないという事態になりやすい。余談だが、戦艦の中心部はワイドショットよりも早く破壊できるようだ。3面前半でビームという状況はあまり考えられないが。
ボス敵本体は、全般的に非常に硬くなってしまう。特に悲惨なのが5面・9面ボスで、ボムを大量投下して何とかするしかない。でも9面ボスは本当に壊れてくれない。3台も居るし。
画像4
これは明確な根拠があるわけではないが、画面の左右から出現する敵は、ビームで破壊するまでにほんのわずかだが遅れが出るような気がする。
画像4は、船が画面右から出現する場面だ。現状ではビームの幅がそれなりにあるので、このままビームを撃ちながら右へ移動すればこの船は問題無く破壊できると思えるだろう。
しかし稀にではあるが、画面右端に到達した時点でこのような敵を破壊しきれず、正面に撃たれることがあるようなのだ。気のせいなのかも知れないが、どうも不安を感じてしまう。
たまたまビームの幅が狭くなったタイミングに重なってしまっている、ということなのかも知れない。ワイドショットは直線状に飛ぶので、このような揺らぎは無く、安定するのだが。
ビーム使用時に画面端に追い詰められた場合は、正面付近の敵は残ってしまうことが多いようなので、十分警戒しよう。
とにかく飛行機への対応が最優先。出現位置に先回りし、できるだけ先手を取って落としてしまいたい。縦型の編隊はビームを当てやすいが、複数の弾を撃たれることが多いのでそこは警戒すべきだ。
問題は横に広い飛行機編隊。これは編隊の左右の端から処理していき、反対側に残った1機くらいは撃たれるのもやむなし、くらいになるだろう。飛行機の性質に応じて柔軟に対応しよう。最初に編隊の真ん中付近に位置してしまうと、左右から挟撃されるように撃たれる可能性が高いのでやめるべき。
自機の位置が低いと飛行機に囲まれやすいので、やや高めの位置取りがいいかもしれない。ただしこれは飛行機の出現パターンを熟知していないと危ない。複数の飛行機に横に回られた場合は、なにも考えずに即座にボムを使うように。
地上敵は、飛行機の処理のついでに破壊する形になる。ビームが途切れないように丁寧に手連射をすれば、戦車・砲台・船などはきれいになぎ払えるはずだ。自機の移動の仕方は、どうしても大きな動きになりがちなので、画面端に配置されている地上敵は十分に注意。場合によっては、左右スクロール調整で無視してしまってもいいと思う。
破壊に時間のかかる大型機などは、ボムを使うのも止むを得ないと思う。早めに破壊しないと、大型機の背後に居る飛行機が落とせなくなってしまったりする。
ボス戦は、ボムを複数使うのも仕方が無いだろう。ボスとザコ敵の混合攻撃になると、手の付けようが無くなることも多いので、できるだけ早く破壊することを優先すべし。
全体的に言える事だが、ビーム使用時には細かい敵弾回避というのは無理だ。飛行機の処理という至上命題があるので、この動きで死んだら仕方が無い、くらいの気持ちで思い切り動いてみよう。そのくらいのほうが生き延びる確率が高い気がする。
最後に、ビームで頑張っている動画を置いておく。1周目の3面終盤~6面までだ。本来はもっとボムを使うべきなので、あくまで参考程度に受け取って欲しい。
3面はまあそれほどでもないか。
4面は比較的楽。安定するわけではないけど。
5面は難しい。特に中盤の水路地帯は厳しい。ここはボムを使うべきだ。ボスは本当に壊れてくれなくて困る。
6面は中盤の横から出る飛行機が凶悪。画面下から出る飛行機の処理の仕方は、参考になるかも。
ちなみに7面は、前半があまりにも厳しいのであきらめた。やってやれないことはないが、参考にならないと思う。7面ではビームは無理と思ってもらいたい。
ビームを有効に使えるようになるには、日頃から慣れ親しんでおく必要がある。緑玉を取ってしまった時に、「あ、終わった」と絶望するのではなく、「練習するチャンスGET!」と喜ぶようになれば、実力も付くと思う。