鮫!鮫!鮫!はゲームの分類で言うと、「強制縦スクロール型シューティング」というものになります。これ自体が相当に昔の形式になりますけど。
発売されたのが1989年なので、30年も前です。開発したのが「東亜プラン」という会社です。今の感覚からすると冗談みたいな社名ですが、本当にこの名前で存在していました。残念ながらすでに倒産しており、もうこの会社はありません。
文章で説明しても分かりにくいので、実際のゲームの動画を観てもらいましょう。5面(ステージ5)のものです。
動画1は、5面の一部分です。結構難しい場面ですが。
グラフィックは貧相だし、BGMに関してもパッとしないですね。まあ昔のゲームなので。でも、ゲームとしての楽しさは十分にあると思うんですよ。そして何より、「熱い」ゲームです。心が熱くなりますね。テンションも上がるし。
大きなお世話だとは承知の上ですが、最近の若い人がスマホゲームばかりやっているのを見ると、ちょっともったいないなあ、と思ってしまいます。若い人は能力が高いのだから、反射神経や正確な状況判断を要求されるゲームをやるべきだと思うんですが。若さの特権ですからね。
動画を観て、「なんか簡単そう」と感じた人もいるかもしれません。でも、その予想はおそらく外れます。動画では敵弾が遅く見えるものですが、実際にやってみると2倍くらいの速さに感じるでしょう。ここで挑戦意欲が起きた人は、是非一度プレイしてもらいたいです。
鮫!鮫!鮫!はアーケードゲーム、つまりゲームセンターで遊ぶために開発されたものなので、本来はゲーセンでプレイすべきものです。しかし、現在このゲームを置いてあるゲーセンはほぼ皆無です。日本全体で見ても、3店あるかどうか。
2022年春に、プレイステーション4とNintendo Switchへこのゲームが移植される予定なので、家庭でもプレイが出来ることになりそうです。そうなれば存分に遊べますね。
やはり、実際にプレイしないとどういうゲームかは分からないでしょう。実機を置いてある店を見つけるか、PS4/Switchで遊んでみて欲しいです。それで何か魅入られるものがあれば、あなたはこのゲームと波長が合うということでしょう。古臭いなどと言わずに、気長に付き合ってもらいたいです。
難易度的にはちょっと高めですが、経験を積めば必ず上達するゲームです。行き詰ったら、このサイトを参照してください。なんらかの手がかりは見つかると思います。
鮫!鮫!鮫!は、国内版と海外版の2つのバージョンがあります。当サイトで扱っているのは国内版だけです。一人プレイ専用なので、1Pバージョンと呼ばれることもありますね。
この2つは、見た目がそっくりで見分けがつきにくいです。
国内版
これが国内版。画面の左下に残機数の表示が、右下にボムのストック数の表示があります。
二人同時に遊ぶことができないバージョンです。
海外版
これが海外版。画面の左下にボムのストック数の表示が、左上に残機数の表示があります。
二人同時に遊ぶことができるバージョンです。このゲームに限らず、海外向けのバージョンというのは二人同時プレイが可能である場合が多いようです。
国内版と海外版の最大の違いは、難易度でしょう。海外版は国内版に比べると、ずっと簡単になっています。国内版が先に発売されたのですが、当時は難しいということで評判が悪く、その声を東亜プランが聞き入れて海外版の難易度を下げて発売したらしいです。
個人的には、国内版のほうがゲームとして面白いと思います。海外版は遊びやすいけど、ちょっと平和過ぎるのではないかと感じます。好みの問題ですけどね。
プレイしてみて「簡単だな」と思ったら、それはおそらく海外版でしょう。国内版を初めてプレイして「簡単だな」と思ったのなら、どんな天才プレイヤーなのか、ということになるのでは?