この項では、プレイヤーが操作する自機(マイキャラ)について説明する。
画像1
パワーアップアイテムである、画像1のPを3つ取ると、武器が1段階パワーアップする。赤い表示のPは、それを取るとパワーアップすることを表している。
初期状態を0段階すると、3段階までアップすることができる。
基本的にパワーアップしていくほうが有利なことが多いが、敵の攻撃ランクが上がったり、ビームなどは攻撃力が下がったりするなどのマイナス面もある。
画像2
画面の左上に、Pのストック数を表すゲージがある。画像2の①はPのストックが0の状態であり、あとPを3つ取るとパワーアップすることになる。Pを取るごとに赤いゲージが増えていく。②はストック1、③はストック2の状態だ。
④は特殊で、パワーアップ3段階に達した後にPを3つ取るとこの状態になる。こうなると、本来ならPを出すはずの輸送機・輸送船・大型ボートを破壊しても、Pは出現しない。代わりに緑玉か青玉が出る(どちらかはランダムで決まる)。
このような仕様になっているため、3段階までパワーアップした後は、Pは避けるべき対象となる。2つまでは取っても影響無いが、3つ取ってしまうとその後は緑玉の数が増えることになる。ちなみに3つ取った状態(もうPが出ない状況)でミスすると、再スタート時には即座に5WAYにパワーアップする。
画像3
スピードアップは、初期状態を0段階とすると3段階まである。画像3のスピードアップアイテムを取るごとに1段階アップする。
スピードアップはこのゲームで最も重要で、0段階と3段階では自機の性能は全くの別物と言っていい。最高の3段階になっても制御が困難な程ではなく、扱いやすい速さと言える。スピードアップすることによる、ランクの上昇などのデメリットは一切無いので、なるべく取るようにしたい。
当サイトではスピードアップ0段階を「0速」、1段階を「1速」、2段階を「2速」、3段階を「3速」と表記する。
画像4
「自機の敵弾への当たり判定」とは、自機と敵弾が接触したかどうかの判定という意味だ。この「当たり判定」という言葉は頻繁に使われるので、覚えておいて欲しい。
はっきりと確認できているわけではないが、大体画像4の白い線で囲んだ部分に判定があるようだ。尾翼やプロペラには判定は無い(と思う)。主翼の端にかするくらいなら大丈夫である。
また、敵弾の種類により判定が少し変わる。最も厳しいのは通常の丸弾で、4面ボスの中心部から撃ってくる細長い形状の弾は、判定の左右幅が少し小さくなる。縦幅が非常に小さいことを活用すると、真横に戦車などが迫っている状態でも、結構あっさりと避けることができるだろう。
なお、アイテムとの接触判定だが、これは敵弾よりもかなり大きいと考えていいようだ。実際にはアイテム側の判定が大きいのだろうが、グラフィック上はかすめる程度でも取ってしまうことがある。緑玉をギリギリで避けるのはやめたほうがよさそうだ。
画像5
自機が左右に移動中は、画像5のようなグラフィックになるが、この時は静止時に比べて当り判定の左右幅が少し小さくなっている。この特性を有効に使うのは難しいが、慣れてくると緊急回避に役立つようになってくる。覚えておこう。
武器はビーム・ファイアー・ワイドショットの3種類がある。
ビーム
ビーム
悪い意味で有名。その評価通り、最も使えない武器である。攻撃範囲の左右幅が狭く、破壊力もあまり無い。
だが長所もある。まず、戦車や船などの比較的耐久力の低い敵を一瞬で倒すことができる。オタケビも同様に瞬殺が可能であり、この点については利用価値が高い。
しかし、一定以上の耐久力を持つ敵には逆に破壊力不足となり、ボス戦などはかなりひどい目に遭う。最大の欠点は、攻撃範囲が狭いために飛行機に弱いこと。スピードアップしていればそれなりに粘れるのだが、使いこなすには慣れが必要になる。
画面内に4連射まで可能。パワーアップするごとに、ビームの左右幅が広がり、縦方向にも途切れにくくなっていく。だが、なぜか破壊力は段々下がっていく。パワーアップしていくと、正面にある敵弾がやや見えにくくなるというのも困りもの。積極的に使うのは、オタケビがいる場面と10面ボス戦くらいである。
ファイアー
ファイアー
英語のゲーム名から考えると、鮫!鮫!鮫!の主力武器であるはずのファイアー。しかし残念ながら、あまり使えない武器である。
ビームと同様に戦車・船・オタケビなどを一瞬で破壊できる。しかしこちらもまた、ある程度硬い敵には破壊力が足りない。この点についてはビームよりも極端である。特に一部のボス(5ボス、9ボス等)には絶望的なほどだ。
ショットボタンを押しっぱなしで使用する。火炎には切れ目が無いため、弾切れの心配はしなくてもいい。パワーアップ0段階で正面に火炎が1本。1段階で正面に火炎2本。2段階では、正面から真横あたりまでを往復運動する火炎が追加される。3段階ではさらに真横から自機の背後までを往復する火炎が追加され、攻撃範囲という面では最強である。
この武器は見た目はすごく強そうだが、実のところ火炎の攻撃判定は幅が狭く、意外と敵が残ってしまうことが多い。さらに火炎と重なっている敵弾がほとんど見えないという重大な欠点もあり、とても主力となり得る武器ではない。2周目以降の1面では活躍するのだが。
ワイドショット
鮫!鮫!鮫!の主力武器である。攻撃範囲・破壊力共に優れ、これといった弱点を持たない万能兵器だ。画面内4連射まで可能であり、敵に接近して撃ち込むことで凄まじい破壊力を発揮する。この武器ついてはパワーアップの各段階を説明する。
3WAY
パワーアップ0段階。3WAYショット(当サイトではこの状態を「3WAY」と表記する)。
ちょっと左右に広がり過ぎの感がある。ショットの密度が低いので、飛行機を撃ちもらしやすいのが欠点である。破壊力の面でも頼りない。確かに弱い状態であるが、工夫次第では結構戦える。正確に敵を狙い撃ちすることを心がけたい。
ミス後はこの状態からスタートするので、使いこなせるようにならなければ話にならない。コツとしては、正面のショットに頼りすぎず、斜めのショットを積極的に敵に当てていくこと。画面の下の方で縮こまっていては駄目だ。戦車などの地上敵のランクが下がるので(高次周回になると事情は変わってくるが)、これを利用して飛行機を優先的に倒すようにするといいだろう。
5WAY
パワーアップ1段階。5WAYショット(当サイトではこの状態を「5WAY」と表記する)。
3WAYに比べると、格段に飛行機に対して強くなり、撃ちもらしがほとんど無くなる。破壊力もそこそこあり、バランスのいい状態である。
この5WAYはとても使い勝手がいい。敵の攻撃ランクもあまり高くないので、敵弾の回避もやりやすいだろう。しかし破壊力不足となる場面もいくつかあり、完全に万能とは言えない。初心者はこの状態を上手く使えるようになると、先へ進めるようになると思う。
9WAY
パワーアップ2段階。9WAYショット(当サイトではこの状態を「9WAY」と表記する)。
飛行機を撃ち逃がすことはほとんど無くなるが、5WAYの時に比べると、急激に地上敵のランクが上がる。地上敵の対処が課題となるだろう。この9WAYはショットの間隔が均等ではないので、意外と戦車などがしぶとく生き残ったりする。
どうもこの状態は使いにくく、安定性が無い。破壊力の面ではほとんど不安は無くなる。しかし肝心な角度にショットが出ていないので、攻撃範囲という面で若干問題ありといったところだろうか。5WAYの破壊力をアップさせたような状態と考えていいかも知れない。場面によってはこの状態にせず、5WAYのままにしておくのも一案。
フルパワー
パワーアップ3段階。15WAYショット(当サイトではこの状態を「フルパワー」と表記する)。
完全に均等に放たれる15方向ショット。正に「完璧」という言葉を具現化したような状態である。
とにかく、このフルパワーは強い。攻撃範囲に入っていれば撃ちもらしは一切無く、破壊力も反則と言っていいほど高い。この強さがあるから、鮫!鮫!鮫!はなんとかなると言っていいだろう。
敵のランクはかなり上がるが、それを補って余りある力を持っている。このフルパワーをいかに持続させるかが、このゲームにおける最重要課題となる。
鮫!鮫!鮫!のボムは少し特殊で、爆発する地点を調整することができる。ボムボタンを押すとボムが投下され、ボタンを押している間は画面の上に向かってボムが飛び続ける。ボタンを離した地点でボムが爆発し、効果範囲内の敵弾を消し、全ての敵にダメージを与える。
ちなみに、自機が無敵になるといった効果は無い。最近のシューティングはボムを使うと自機が無敵になるのが普通なので、気をつけてもらいたい。
画像6
ボムボタンを押してすぐに離すと、ボムは画像6のような場所で爆発する。効果範囲は自機を中心にしてではなく、少し上になる。
さらに爆風は少しづつ上に移動するので、自機の下や真横にいる敵に対しては効果が薄い。最速で爆発させても、効果が出るまでは若干のタイムラグがある。緊急回避という面ではやや難があると言えるだろう。
画像7
ボムを1番上で爆発させると、画像7のようになる。
このような使い方は、遠くにいる敵の上で爆発させたい時に有効だ。ボムボタンをずっと押しっ放しにしていると、画面の最上部で爆発する。
このボムは性能が良いとは言えないだろう。発動までに少し時間がかかるので、敵弾が避けられない状態になってから使っても間に合わないことがほとんどだ。パターンに組み込んで、計画的に使うのが有効である。
ビームとワイドショットは、「画面内に4連射分までしか撃てない」という制限がある。
このルールに馴染みのない人には理解しにくいと思うが、ショットボタンを4回押し、発射されたその4回分のビーム・ショットが画面内に残っている間は、ショットボタンを押しても何も出ないということだ。
つまりショットボタンを押した回数分のまま、ショットが発射されるわけではないことになる。攻撃のできない空白の時間が存在するのだ。ファイアーはこの制限が無いので、常に攻撃可能なのだが。
画像8
もう少し詳しく説明する。画像8は、自機の状態がワイドショットの3WAY。ショットボタンを4回押して、その全てのショットが画面内に残っている場面だ。
3WAYの時はショットボタンを1回押すと、左斜め・正面・右斜めの3発のショットが出る。この3発で「1連射分」という扱いにする。
①~④まで、4連射分のショットが全て残っているので、今の段階でショットボタンを押してもショットは出ない。①が全て消えればショットが1回撃てる状態になる。①と②が消えれば2回分、①~④が全て消えれば4回分が撃てる状態になる。画面内4連射制限とは、このようなシステムだ。
ビームも同じシステムになっている。ビームの場合、ショットボタンを1回押して何発出ているのかはっきりしない(少なくとも、左右の2発は出ているみたいだが)が、4連射分の制限があることは変わりが無い。
このルール下では、自機の位置している高さによって、ショットの撃てない空白の時間の長さが異なってくる。画面上部にいる時はショットがすぐに消えるので空白時間が短いが、画面下部にいる時はショットがなかなか消えてくれないので空白時間が長くなる。
つまり、自機が画面の下にいるほどショットは途切れがちになり、攻撃力も落ちていくことになる。これは非常に重要なことなので、よく理解して頂きたい。
もう1つ特筆すべきことがある。ショットが画面内から消えた扱いになるのは、画面範囲外へ出て行った場合に限らない。敵に当たっても消えた扱いになる。3WAYであれば、3発が全て敵に当たってしまえば、その1連射分は消えたことになる。
ただし、左斜め・正面・右斜めの3発が全て当たるというのは、大型の敵に近距離でショットを撃った場合くらいだ。これを突き詰めると、ボスのような大型の敵に接近して撃ち込んだ場合、空白の時間がほぼゼロになる上に、全ショットを当てることが可能ということになる。
実際に動画を見てもらいたい。動画1は1面のボスのシーンだ。
前半は、ボスの上に乗ってしまい、全ショットを撃ち込んでいる。ソフトの連射機能を使用しているが、このようにすれば耐久力のある敵でも一瞬で破壊できる。
後半は距離を取って普通に戦っている。当たっているショットの数が少ないこともあり、前半に比べるとはるかに時間がかかっている。戦い方により、これだけの差が出る。
もちろんボスに接近することは危険なので、やり方を間違えれば避ける暇も無くこちらがやられてしまう。しかしそれを含めても、硬い敵を瞬殺できるメリットは大きい。このテクニックは応用範囲が広いので、ぜひマスターしてもらいたい。