アイテム上手く回収・回避するコツについて説明をする。鮫!鮫!鮫!のアイテムはランダム要素が多く、実際にはなかなか思うようにはならないが、なるべく成功率を上げる方法を考えていこう。
輸送機や輸送船に最初からファイアーを重ねておくと、破壊時に出るアイテムは必ず真下に向かって飛び始める。これはアイテム回収に役立つテクニックだ。
動画1で輸送船がボムアイテムを出す場面があるが、最初に真下に向かっている。このようにすれば、ほぼ確実にボムアイテムが回収できることになる。
ファイアーと違って確実ではないが、ビームを重ねておいても真下に飛び始める確率はそれなりにある。
この特性を利用できるシーンはそれほど多くないが、確実に取れる場面はしっかり決めるようにしたい。
直線的な動きをするP・緑玉・赤玉・青玉や、滞在時間の長い1UP・2UPなどは回収にそれほど苦労しないと思う。回収が困難なスピードアイテムとボムアイテムについて考察する。
まずスピードアイテムだが、これは本当に回収しにくい。滞在時間が最も短いし、画面端で反射する角度も予測が困難だ。
動画2を観てもらいたい。スピードアイテムが1回も画面の下半分に下りて来ることが無く、ずっと上のほうで跳ね回っている。同様の光景は誰もが目にしているだろう。実際、このアイテムはこういう飛び方になりやすい。
この場面はまだ敵の攻撃が大したことがないので取ることも可能だが、攻撃が激しい時は回収にかなりのリスクを負うことになる。スピードアイテムを取りに行って殺されるというのは、鮫!鮫!鮫!においてお約束のような死に様になっている。
残念ながら、スピードアイテムを確実に取る方法というのは無いと思う。取れなかったとしても、運が悪かっただけと割り切る心構えが必要だ。腕前うんぬんの問題ではないのだから。
ボムアイテムは、スピードアイテムよりは少しは回収しやすい。滞在時間がそこそこあり、ずっと画面の上部分で飛び続けるということはあまり無いからだ(そうなってしまうこともあるが)。
動画3は、8面のボムアイテムが大量に出るシーンだ。画面端で反射する角度は予測がしにくいが、全く取るチャンスが無いというような飛び方をすることは稀なような気がする。
取り逃がしたとしても、所詮はボム1回分でしかない。スピードアイテムの回収の成否は重大問題だが、ボムアイテムは取れたらラッキーくらいの感覚でもいいのではないかと思う。あまりがっつくのはやめよう。
「アイテムを取るコツ」としておきながら全く有効な手段を提供できていないが、現実問題としてアイテムを上手に回収する技術と呼べるものは存在しないような気がする。
強いて挙げるなら、アイテムがこちらに向かってきた時は画面端に当たって反射させないように左右スクロールを調整するとか、アイテムが飛んで来そうな地点に移動するために敵弾を誘導する・敵を片付けてしまうという技術になるだろうか。
それよりも重要なのは、回収しに行く時のリスクとリターンのバランスを考えることではないかと思う。スピードアイテムは取り逃がすとダメージが大きいので、ボムを使ってでも取りに行く価値はある。もっとも、画面の上部で跳ね回るスピードアイテムの回収は、下に引き返す時のことも考えなければならないので、最悪ボム2発を投資することにもなりかねない。それでも背後から撃たれたりすれば生きて帰ることができる保証は無いのだが。そういうリスクをどう考えるかということになる。
取り逃がすことが許されないのは、ミス後の再スタートから2番目に出るスピードアイテムだ。これを逃がして0速のままだと、そのすぐ後に出る緑玉・赤玉を避けるのが非常に困難になる(と言うか、ほぼ不可能)。そのため、ボム全弾投下してでも回収しなければならない。それ以外は、場合に応じて判断すればいい。
それと、点数効率を維持するためにボムアイテムを無理に取りに行くのはやめよう。その行為は、おそらくあなたを幸せにしない。
避けるべきアイテムとなり得るのは、P・緑玉・赤玉・青玉である。幸いこれらは全て直線的な動きをするので、避けて進むのはそれほど困難ではない。しかし画面端で反射した時の角度はある程度ばらつきがあり、予想外の動きになってくることもある。邪魔なアイテムをなるべく取らされないようにする方法について考えてみる。
画像1
まず、自機とアイテムの接触判定だが、これはかなり大きいと見ていいようだ。
画像1くらいの距離になると、もう取った扱いになっているらしい。近くをかすめるだけでも取ってしまうという感覚になる。多分全種類のアイテムが同じような判定を持っていると思われる(スピードアイテムだけは小さい判定のような気もするが、おそらく単なる被害妄想)。
つまり、アイテムを避けるにはそれなりに距離を取る必要があることになる。しかしアイテムの飛行スピードは結構速いので、あまりに警戒し過ぎると行動が大きく制限され、結局敵弾に当たってしまう。
画像2
次にアイテムが画面端で反射した時の角度だが、私の経験上の感覚で説明したい。データを取ったわけではないので、実情とは違う可能性あり。
画像2のように緑玉が左下へ向かって飛んでいるとする。画面端に当たってから反射する角度としては、
くらいの確率かなと思う。合計で100%になっていないが、あくまで感覚なので。
②と③はよくあるパターンなので予測の範囲になるが、問題は①や④のようなたまにしか来ない動きだ。こういう事態になった時に冷静な判断ができるかが重要になってくる。
このように1回の反射だけでも、90°くらいの角度の幅がある。これが何回も積み重なっていくのだから、アイテムの動きを完全に予測するのは不可能なのだ。
また反射する角度は自機の位置には全く関係していないと思う。緑玉などは自機を追いかけてくるような気がすることもあるが、おそらくオカルトでしかない。
アイテムの反射角はランダムであるように上では書いたが、厳密にはこれは事実ではない。全く同じタイミングで、全く同じ操作を実現できれば、アイテムの飛び方も毎回同じになるようだ。
動画4は、3周目1面の一場面だ。自機の動きをこの動画のパターンと毎回同じにすると、輸送機が出したPも毎回同じような反射角度・飛び方になる。この場面に限っては、アイテムの回収までがパターンになっている。
実際には、アイテムが出現してから最初に飛ぶ方向が固定できないし、その後の自機の動きも毎回同じにはできないので、アイテムの完全操作を実現することはできないだろう。反射する角度の法則もはっきりしないので、事実上ランダムだとしていることになる。
私はいい加減な性格なのでこのあたりを研究する気は無いが、人によっては何か収穫があるかもしれない。
またタイトルに偽りありということになってしまうが、実はアイテムを確実に避ける技術は存在しない。どうしても取らされたくないなら常にアイテムとの距離をおくしかないが、これでは敵の攻撃が避けられないし、敵を倒すための位置取りもままならないことになる。鮫!鮫!鮫!はアイテムを避けるゲームではない。敵の攻撃を回避し、敵を倒していくゲームなのだから。
ではあるが、実際にはアイテムを避けられる確率を高めるのは多分に技術の問題である。初心者と熟練者で最も違う部分は、このアイテムを避けるスキルに表われると思う。差が出るポイントをちょっと挙げてみよう。
画像3
1つだけ具体例を。画像3では、緑玉が左下に向かっているが、このままだと①のような反射の位置になると予想される。
もしこの時に右へスクロールを引っ張る余地があった場合、この反射するタイミングを変えることが可能になる。実際に右へ引っ張ると、反射位置は②のようになるだろう。
わずかな違いと思われるかもしれないが、このような調整を丁寧に重ねていくとプレイヤーがアイテムの動きを変えていくことができる。今はまだ取らされそうにないからと漫然と構えるのではなく、先々を見通して行動できれば結果は大きく変わってくるはずだ。
結局アイテムを上手く避けるには多くの技術が必要になるので、ぶっちゃけて言えば数をこなして慣れてくださいという結論になる。
ここまで読まれた方は、鮫!鮫!鮫!はアイテムに悩まされてばかりのひどいゲームだと思われるかもしれない。それは事実であるし、ネガティブな部分だと私も思っている。しかしこのどうにもならない要素を持っているという特性が、このゲームの魅力だとも思うのだ。それを理解してくれる人は少ないかもしれないし、そう思えるまでかなりの時間がかかると予想されるが、辛抱強く付き合っていけば、気まぐれなアイテムの動きもゲームを構成する重要な要素だと受け入れられる日が来るのではないかと思う。
最後に、このような状況になったら危険という例をいくつか示しておく。ボムを使って凌ぐかどうかの指針にしてもらえればいいと思う。また「取らされるかも」という意識を持っておけば、本当に取ってしまった場合に対応が早くなるはずだ。いきなり取らされてしまった時は、適切な行動を起こすのに時間がかかるものなので。
画像4
出現したアイテムが、画像4のように最初に真下に向かって飛ぶことがある。画面の下端に当たれば反射するが、左右どちらに飛ぶかが全く予測できないので、自機の位置取りが難しい。
①か②のような角度になる可能性が高いが、どちらにせよしばらくは背後を取られる形になる。これは結構危険な状況だという認識を持たなければならない。敵の攻撃が激しい場面なら、いつでもボムが使える準備をしておくべきだろう。
画像5
画像5のように画面の下端すれすれを飛ぶ緑玉は実にやっかいだ。下端に当たれば上に向かって反射すると思われるが、飛ぶ角度が水平に近いと反射するタイミングがつかみにくい。
①・②・③のいずれかに近いコースになると思われるが、どれも同じくらいの可能性がある。下から突き上げて来る緑玉はただでさえ厳しいが、突き上げのタイミングもわからないのではさらに困る。緑玉をじっと見ていれば反射のタイミングはわかるだろうが、それでは敵のほうが全く見えないので意味が無い。
この状況からは、ボムを使って上からの攻撃を食い止め、その間に緑玉の動向を見極めて対処するのが最も手堅いと思う。博打気味に行くなら、このまま左に走ってしまうのがいいが、反射するタイミングが早いと取らされてしまうので、それなりにリスクがある。敵の攻撃が緩いなら上方向に回り込むのもありだが、それが許される状況は少ないだろう。
このような局面からは色々と手を尽くしても結局は取らされてしまうことが多いので、心の準備をしておくのも大事かもしれない。
画像6
画面のコーナーに向かって緑玉が飛んでいる時も、警戒する必要がある。画像6の状況では、画面の下端と右端で計2回反射すると思われるが、その後にどの方向へ飛ぶかが予測しにくい。
③のように上方向に向かう可能性が高いが、稀に下に戻っていくこともあるので、慎重に見極めなければならない。とりあえず自機が左側にいればすぐに取らされる危険は無いが、長い時間にわたって背後を取られる可能性があることは覚えておいてもらいたい。
画像7
画像7のように、画面の下側で真横に飛ぶアイテムも危険が高い。上・下のどちらに行くかが予測できないし、③のようにまた真横に戻っていくことも時々ある。
上に反射してくれれば一安心だが、下や真横に行った時はボムの準備をしておこう。
アイテムの背後に回りこむのも一案なのだが、下に反射した時にいきなり突き上げを食らうことがあるので危険かもしれない。