10面の最後から再スタートする理由

当サイトの攻略では、10面をそのままクリアできる場合でも、ボスエリアで故意にミスし、ボス手前から再スタートする方式を推奨している。この「わざと死ぬ」行為の理由について説明する。

このページの内容は、1億点を考えている人に向けたものになっている。1周クリアや1千万を目指している人は、特に読む必要は無い。


10面の最後からの再スタートを選ぶ理由

これは、ゲームを進めるにあたって安定性を重視するから、ということになる。なぜ安定性が増すのか、いくつか簡単に挙げてみる。

  • 各周回の、どの場面で、どの種類のアイテムが出るか、が固定される
  • パワーアップ3段階まで達した後の、Pを避けなければならないという精神的な負担が軽減される
  • ボムを使うことをためらう、ということが減る
  • 10面の最後までとにかく進む、という気持ちを持つことができる。そこから気分を切り替えることができる

このような感じになる。影響が大きいもの、そうでもないものが混ざっているが。

10面の最後から再スタートする事によるメリット、デメリットに分け、もう少し詳しく考察したい。


メリット

各周回の、どの場面で、どの種類のアイテムが出るか、が固定される

これが最も大きい利点だ。緑玉のように長時間居座る邪魔なアイテムは、できれば敵の攻撃の緩い場面で出て欲しい。10面最後からの再スタートであれば、理想的とはいかないまでも、それなりに対策のしやすい出現場所となる。

またどの場面で緑玉が出るかが固定されるので、対応策も考えやすくなるし、経験も重ねることができる。精神的な疲れも減るだろう。

途中でミスしてしまえば、アイテムの順番はリセットされ、この方式の意味はなくなってしまう。しかし、フルパワー状態の自機をできる限り存続させることを第一に考えるなら、ミスした時のことよりも安定性を重視すべきだと思うのだが。


パワーアップ3段階まで達した後の、Pを避けなければならないという精神的な負担が軽減される

これも大きなアドバンテージだ。パワーアップ3段階まで達した後は、Pは2つまでしか取ることができない。Pは滞在時間が短いが、出現数が緑玉などよりは圧倒的に多い。複数のPが画面内に同時に存在したり、緑玉とPが同居したりなど、悩まされる機会は相当に多い。

10面の最後までに、2つまではPを取っても大丈夫。最悪3つ取ってしまっても、ボムを使いながら10面最後までたどり着ければいい。そう思える余裕があることは、やはり大きい。

次の周回もノーミスのままで突入する、ということになると、どうしてもPは取りたくないと考えてしまう。その心理が、いびつな回避動作を生みやすい。無理な行動の呼び水となる。

特に8面での影響が大きい。8面の激しい攻撃の中で、Pを避けることに気を取られるのでは、死亡率アップに繋がっていくだろう。


ボムを使うことをためらう、ということが減る

10面最後でミスすることが決まっているなら、それまでにボムは使い切ってもいいことになる。たとえ少し手前のエリアまでしか届かなかったとしても、残機を数機消費すればいいことだし、と考えることも可能だ。

ボムが自由に使えるというのは、やはり安定性に寄与する。ボムを使って安全に、不安がある回避行動はしない、そういう方針のほうが最終的には良い結果を生むはずだ。

次の周回も考えてしまうと、先々で使うボムを残しておくべきか、などという発想が出てくる。それがプラスに働く場合もあるが、どちらかと言うとマイナスに傾くことが多いかな、と思う。


10面の最後までとにかく進む、という気持ちを持つことができる。そこから気分を切り替えることができる

これは精神的な要素になる。また、個人的な考えでしかない。

復活が難しい場面で、なかなかそのエリアから先に進めなくなることは頻繁にある(いわゆる、ハマリ)。この時、そのエリアを抜けることだけ考えていれば、繰り返し失敗することはそんなに無いはず、だと思う。

2つ先のエリアでボムが1つ必要だから、このエリアで使うボムは2個までにしないといけない。今5WAYにパワーアップできたのだから、ボムは使わないでも抜けられるはず。そんな考えを起こすと、先へ進む実力を持っているのに、無意味なミスを重ねることになりやすい。

10面最後のエリア、というゴールが設定されていると、1つずつでも先へ進むという気持ちを持ちやすくなると思う。完全に停滞するよりは、遅い歩みでも先へ進んだほうがいい、とにかく目標地点まで行く。そういう意思を持つことが、ループゲームには必要ではないか。

また、ゴールまでたどり着けば、そこから状況をリセットしてスタートできるのも大きいのではないかと思っている。どんな形でもいいから、まずは10面最後まで進むこと。難しいことはそれから考える。その方針で進めるほうが、精神的負担は少ないと思うのだが。


デメリット

1機失う

これは厳然とした事実だ。10周分、毎回10面の最後でわざと死ねば、10機損する。鮫!鮫!鮫!にとって、この数字は軽いものではない。


気分が良くない

人によっては、これを最も嫌うかもしれない。やっていることは自殺なので、それはゲームとしてどうなの? と言われれば、答えに詰まるところだ。


途中でミスした場合の対応力に難がある

10面最後から再スタート、ということをしなければ、それこそあらゆる場面で緑玉の洗礼を受けることになる。これは対応力を身に付ける練習になる。どんな状況になっても困らない、そういう実力を養っているとも言えるだろう。

逆に10面最後から再スタートして、途中でミスしてしまうと、あまり慣れていない状況が続くことになる。練習不足のために対応が難しい、そういう事態になりやすい。





自分としては、デメリットよりもメリットが大きいと考え、10面最後から再スタートする方針にしている。最終的には各自で決めることだ。特定の周回数から方針変更するのも有りだろう。

余談だが、1周目だけはノーミスのまま2周目に入っても、10面最後からの再スタートした場合とアイテムの順番が同じになる。1周目だけわざとミスしないという戦略は有効かもしれない。